秋のデパ地下はまるで、月見料理のコンテスト会場
デパ地下は,食料品売り場の代名詞.そして,様々な国や地域の食文化の代表団(店)が集います.
ところで日本には「月見」という風習があり,輝く月の中に餅つきをするうさぎを見出しながら,すすきを飾ったり,団子を食べたりする習慣があります.
さて,各国・各地域の食文化の代表者たちは,この月見というテーマにどう挑むのか?
秋のデパ地下は,その様々な回答が見られて味わえる場所ではないでしょうか.
そこで,調査に乗り出しました.デパ地下などに集う各専門店は,月見をどのようにして料理に表現するのか?可能な限り集め,食べて,レポートしようと.一人で制覇しようとすると胃が破裂する商品数だったため,食べてレポートしてくれる協力者を募りました.
気が付けば,とんでもないことに…….(下記の数字は究極編との合算)
- お店(ブランド)の数は……136
- 商品数は……374
- 協力者の人数は……34
- 飲食代の総額は……(本の中で発表します)
本書には,スーパー・コンビニ・飲食店を攻めた『究極編』という姉妹本があり,合わせて一冊にするとあまりに規模が増えてしまうため,二冊に分けました.こちらは,デパ地下や専門店など,どちらかといえば高級志向なお店で提供されている商品を収録した巻で「至高」と名付けました.
月見にあやかった商品だけを、「月見度」で評価
本書て対象にしている商品は,月見商戦に向けて発売された期間限定商品で,かつ,デパ地下や専門店等で販売していたものです.
そして,商品のうまい・まずい等の優劣ではなく,「月見度」を評価しました.月見度とは,次の定義に基づく指標です.
その商品がお月見の雰囲気を盛り上げてくれるか
例えば,
- 八ケージや料理に月見要素(満月・うさぎ・餅・団子など)が表現されている
- 伝統的な月見の風習を意識している
- 月見をテーマにしたギミックがある
などです.各店(ブランド)に対し,これを(レビュアーの独断と偏見に基づき)5段階評価しています.
紹介している月見商品はどれも終売していますが,次のお月見シーズンの贈答品の参考になれば幸いです.
目次
- レビューの見方
- 和菓子
- 葵の倉(草加葵)
- 赤坂柿山
- 伊藤園
- 榮太樓總本鋪
- 小倉山荘
- 小布施堂
- 菓匠花見
- 柏屋
- 叶 匠壽庵
- 鎌倉五郎
- がんこ職人
- 銀座 菊廼舎
- 黒船
- 桂新堂
- 口福堂
- 塩瀬総本家
- 仙太郎
- 宗家 源吉兆庵
- 髙野屋貞広
- たにぐち
- たねや
- 鶴屋八幡
- 鶴屋𠮷信
- とらや
- 虎屋ういろ
- 日本橋屋長兵衛
- 風月堂(宮崎)
- 船橋屋こよみ
- 文明堂
- 寳月堂
- 満果惣
- 村上
- 山方永寿堂
- 両口屋是清
- 洋菓子
- 泉屋東京店
- 鎌倉ニュージャーマン
- ガトー・ド・ボワイヤージュ
- キルフェボン
- 銀座コージーコーナー
- ゴディバ
- シャトレーゼ
- 新宿高野
- パパブブレ
- 不二家
- フロ プレステージュ
- ブールミッシュ
- ボンシャペリー(鹿鳴館)
- モロゾフ
- ユーハイム
- ヨーグルトフォーシーズンズ
- お弁当・お惣菜
- 麻布あさひ
- イーション
- 柿安ダイニング
- 鈴廣かまぼこ
- とんかつ まい泉
- まつおか
- 豆狸
- 美濃吉
- お茶・お酒
- その他
- 編集後記
- 奥付
書面サンプル




▲トップに戻る |